例5. アメリカ大統領選

例5. アメリカ大統領選

『結果をみて』

 

 トランプ氏と、ハリス氏、最初は接戦かと思われてましたが、開けてみればトランプ氏の一方的な展開でした。

 

 今のアメリカの物価高とインフレは、ひどく、都市部では1か月70万の生活費がないと生きていけないという状態なのだそうです。

 ハリス氏が現役の副大統領である中、このインフレに何も対策をしてないというのが一番のアメリカ国民の民主党離れの理由ですね。

 民主党は中間層を支持層としていますが、この中間層が一番生活苦にあっていてこの中間層が共和党のトランプ氏に入れたというのが大きな決定打になりました。

 アメリカ国民にとっては国内問題が一番ですもんね。

 

 トランプ氏は、経済優先アメリカファーストの政策を取ります。

 経済と抑止力をリンクさせるのがトランプ氏、簡単に言うとアメリカの言うことを聞かなければ関税を上げるよってことです。
 輸入関税を上げられれば、アメリカへの輸出国は大きな利益を得られず大ダメージを食らうことになりますね。

 

 この関税を上げることによる効果は、アメリカ国民の購買力、消費力が前提です。
 アメリカが大量消費し、大量に貿易をする担保としてアメリカ国民の購買力が必要だからですね。
 強いアメリカは、強い消費が前提なのですね。

 

 アメリカは石油の生産輸出も増やすといわれており原油価格も下がるといわれています。

 日本に寄する部分は大きいと思いますが、必ず防衛費増と在日米軍の駐留負担割合増を打診してくるとすでに言われています。
 

 心配しているウクライナ援助についても、現時点の情報では民主党の政策をそのまま維持するとみられていますが、トランプはアメリカが利する形を必ずとる政策になります。
 今までの無償援助から見返りを求める政策転換をするということですね。
 

 ただ、これは別の面から見るとウクライナにとってはいい事であり、アメリカ国民に対し無償援助から、経済的な見返りを担保されることにより、武器の援助の範囲が広がり制約も減ります。
 それだけ、ロシアに対して強い姿勢で出れるということ、ウクライナは実は小麦も大量に生産してますし、資源国です。
 ロシアに負けてウクライナの資源をロシアに勝手に自由に使われるよりはアメリカに寄与する方がまだましだということですね。

 

 来年は大きく動くと思います。終戦に向かうといいですね。
 

 さぁ肝心のタロットですが、難しいところですが私はハリスと答えを出しました。

 現在について、ペンタクルのクイーンの部分でお金の浪費という部分と合わせ、クイーンの逆位置で女性格の否定というところもあったのかなと思います。

 ただ、強く女性格の否定がある場合は、女教皇や女帝の逆位置がでますので、そこまで強く入ってこなかった点。

 未来での愚者の正位置の新しいアメリカの規模感もやはり実際はもっと大きな大転換をするということだったわけです。

 今回は本当に難しかった。

 ハリス氏は、リベラルですからLGBTQに対する政策や、中絶に対する政策が民意とずれるほど偏っていた。

 そこも異質に映っていた事実もきっと大きいですね。
 そういった意味で、強いアメリカと正常なアメリカに戻るという意味での新しい出発という意味だったのでしょうね。大アルカナの強い意思です。
 ということで、日々精進していきましょう。  2024.11.10

タロット結果(ギリシャ十字法)

『概要』

 

 大統領選の投票が始まりましたね。

 共和党のトランプ氏、民主党のハリス氏、支持率は両者とも拮抗していますが最新の調査ではハリス氏51%トランプ氏47%とわずかにハリス氏がリードという情報が入ってきました。

 今後の世界にも影響する、大統領選どう出るでしょうか?
 ギリシャ十字法でめくってみます。

現在 ペンタクルのクイーンの逆位置
   今のアメリカの状況でしょうね、ウクライナとイスラエルの支援で浪費している姿

 

 現在のアメリカを象徴しているカード、ペンタクルは、資産、財産を意味しますので、浪費になります。

 アメリカは、ウクライナとイスラエルに膨大な軍事支援を行ってますよね。

 実際に、アメリカから浪費されているお金と言えるでしょうけど、その代わりにアメリカ経済が根強いと言えると思います。
 どの過去の大戦でも、アメリカは対外戦争に軍事支援を行っています。アメリカは戦争が起こるたびに軍事的には支援を行うことで経済を底支えするというのが歴史でもあるので、アメリカの景気後退が見えないのは、アメリカが軍事支援を行っていることに他ならないのではと思いますが、いかがでしょうか?

 

障害 ソードの5の正位置
   
   裏切り、利己的、自分本位、強引な勝利という意味も

 障害として、ソードの5が現れました。

 政治的な駆け引きの裏を伝えているのでしょう。

 ただこの駆け引きが、障害として出ていますのでむしろマイナスになる、強引な勝利というのは、以前のトランプ氏とバイデン氏の大統領選での強引な動きを思い出します(議会侵入事件など)。
 実際にニュースで、トランプ氏が当選しなかった場合の暴動の危惧について、回答した国民の50%以上がYESと答えているのです。
 こういったことが今回は障害となります。

未来 愚者の正位置
   新しい旅立ち、出発

 愚者の正位置が出ましたね。正アルカナです。

 これは、正位置に出た場合、新しい旅立ち出発を意味します。

 過去を脱ぎ捨て、新しい自分に生まれ変わる総意です。

 ということは、新しいアメリカに生まれ変わるということですね。 

対策 ワンズの8の逆位置
   停滞する事、今は待つこと。

 未来を確約するための対策です。

 ここでワンズの8の逆位置ですね。

 ワンズの8は、急な動き急な流れを指しますので、逆位置は物事の停滞を意味します。

 新しいアメリカになるために、今の政策を継続させなさいということになります。

最終予想 ペンタクルの3の正位置
     チームワークのカード。

 チームワークのカードです。

 これは、国際協調を意味します。アメリカ独自(ナショナリズムの復活)ではなく今は国際協調に重きを置くこと、ということですね。

『全体を見て・・・』

 

 タロットは全体を見て判断する必要があります。

 

 全体を見まして、未来の愚者、新しいアメリカになること、これは世代交代も意味します。

 そして、対策のワンドの8の逆位置の政策の維持、そして結論で言う国際協調。

 

 ウクライナとイスラエルに対して政策の維持を掲げているのは、ハリス氏であること、そして、唯一の大アルカナの愚者の正位置の世代交代から、ハリス氏が大統領になるのかなと思います。

 ただ、それほどハリス氏であるという強いタロットの訴えもそれほどでもなく、正直タロットもわからないのかもしれませんね。

 それだけ拮抗していることであり、タロットでさえも見えない部分があるかもしれません。

 日本としての国益は、正直トランプ氏が大統領になることでしょう。

 なぜか?
 トランプ氏は日本はもっと周辺国に対し自己防衛に向け対応するよう再三伝えてきています。

 いざとなったらアメリカは日本を助けられないよと明白に伝えてきてるわけで、それが事実なんだと思います。

 
 日本が万が一侵略されたとして、アメリカ自身が脅かされる状態になった時アメリカ自身を捨てて日本を助けるでしょうか?
 事前に事実を突きつけてくれる方がよっぽどいいと思います。

 ただ、今の日本の政権は政治基盤がとても弱いのでトランプ氏に対し、対等に対話ができるかですよね。
 

 自民党にはお灸を据えたいが、野党には政権交代はしてもらいたくないという絶妙な国民の選挙の意向がしっかりと国民民主党の票に表れてますから。

 ただ、確かな野党ではないだけに政治バランスが崩れ、政治基盤がとても弱くなりました。

 これは、国民が悪いのではなく、未来を託せる議員がいないってことです。

 

 

 しかし、障害として出た、ソードの5が気になりますよね。
 色々見えないところで政治の駆け引きがあるのでしょうね・・・。